坐骨神経痛の原因はその姿勢のせいだった

お尻周りに痛みを生じる坐骨神経痛はこの部位以外に足の痛みを感じることもあります。

 

そもそも座骨神経とは末梢神経の一つであり、脳から発信された指令を手や足に伝えて手足が受けた刺激を脳に連絡するといった役割を担っています。

 

坐骨神経のある部分は腰から太ももあるいは腰付近からからつま先までのことを指し、人体の中で最も長く太い末梢神経でもあります。

この神経が障害や圧迫などの刺激を受けると下半身に鋭く電気を走ったような痛みや痺れ、強い張りといった症状を引き起こします。

 

座骨神経の範囲は下半身のほぼ全体を指すため、痛みを伴う箇所は腰やお尻、 太ももにふくらはぎや足の先など広範囲に及びます。

その為坐骨神経痛はお尻あるいは腰のみだけ痛みを生じるわけでなく、同時にこれは何らかの病気によって発生した症状と考えられ病名ではありません。

 

実はこの症状、腰を初めとした下半身の神経痛を訴えて医療機関に受診してもその多くは原因が特定できないとされます。

 

しかし全く分からないわけでもなく、考えられる要因としては椎間板ヘルニアか脊柱管狭窄症が挙げられます。

 

両方とも腰の辺りにある神経が圧迫される疾患であり、症状も発生条件は異なるものの腰やお尻、足などに痺れや痛みといったものが現れます。

そして同時に治療の指導として双方は姿勢を正すことを指示されます。

 

逆に言えば椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの症状となる坐骨神経痛は、普段の姿勢によって発症するとも考えられます。

 

実際、猫背や悪い姿勢は筋肉に対して負荷を与え続けることになり坐骨神経痛を発症あるいは悪化させると言われます。

 

近年スマートフォンやパソコンの普及により、社会人や子供も液晶に向かい合い機会が多くなってます。

すると自然に体が前傾姿勢になる時間が長くなり、腰痛や首の痛みを感じることが多くなってます。

日頃から正しいストレッチをしたり、長時間パソコンに向かわないようにして体のバランスを整えることが大切です。

 

もし坐骨神経に負荷を与え、下半身が痛み出すのなら姿勢を正した生活を心がけることが必要です。

 

まず立つ場合は脊椎が自然なS字カーブを保っている状態であり、壁に背を付けて立った時に腰の後ろに手のひらが入るくらいの隙間が出来るのがベストです。

 

この時歩行するのなら初めにまっすぐ頭を引っ張られる気持ちで背筋を伸ばし、お尻には力を入れて顎を少し引きます。

 

そしてつま先で軽く蹴るようにして、足は踵から着地するようにすると良いです。

 

しかしこの時買い物など荷物を持つ場合は片方にばかり持たないようにして、腰への負担を軽減するよう気をつけて歩くことが必須です。

 

仕事中など椅子に座る場合は深く腰掛け、お腹を軽く引き締めましょう。

浅く腰掛けると腰椎の前屈が強くなり、背骨の筋肉やじん帯が引っ張られてしまいます。

 

座るときは特に注意が必要であり、この状態は最も座骨神経に負担がかかりやすく猫背や足を組むなどの行為は症状を引き起こすこともあります。

 

ちなみに正座は問題はなく、重要なのはどこか一箇所へ負担をかけないように均等に体重がかかることが大切です。

 

最後に睡眠時ですが座骨神経痛を既に患ってる場合は、骨盤や腰椎に問題があるケースが多いのでその部位に負担をかけない寝方が大切です。

 

横向きに眠るのが座骨神経の痛みを悪化させない方法であり、抱き枕を使用すれば体勢がとりやすいのでおすすめです。

逆にうつ伏せは腰椎が激しく反り、骨盤の傾きもひどくなるので痛みを悪化させるので禁物です。

仰向けの場合でも両足を伸ばし、背筋を伸ばすというのも神経に負担をかけてしまいので注意が必要です。

 

それでも痛みを感じたら医療機関に向かって医師から診断を受けてから、姿勢を正すようにすることが大切です。