無理なダイエットも、いつ起きるか分からないぎっくり腰を引き起こす一つの原因になり得ると言われています。
なぜなら、極端なダイエットによって、体に必要な栄養が不足してしまうと、大事な筋肉が低下してしまうことがあるからです。
これは言い換えれば、日頃から口にしている食べ物で、ある程度腰痛を予防することができるということを示しています。
あの辛いぎっくり腰を食べ物で予防しようと思うと、まず積極的に食べなければならないものがあります。
それは、たんぱく質や糖質を豊富に含んだ食品です。
基本的に言って、私たちの筋肉はたんぱく質によって形成されています。ところが逆に、たんぱく質が不足してしまうと、筋肉はやせ細っていくことになります。
特に、数多くある食べ物の中でも、カツオやマグロの刺身、鶏のささみ、うなぎやサンマ、また豚のひれ肉、さらには納豆や豆腐などの大豆製品は、たんぱく質を豊富に含んだ食品として知られています。
これらの食品を意識して取り入れることによって、たんぱく質を取り入れることができます。
たんぱく質や糖質には、筋肉を修復したり、回復させたりする働きがあるため、十分な量を摂取するようにするなら、しっかりとした筋肉を作り、辛いぎっくり腰を予防することができます。
また、カルシウムを豊富に含む食品もたいへん効果があります。
にぼしなどのように骨ごと食べられる小魚や干しエビには、非常に多くのカルシウムが含まれています。特に、日に干すことによってカルシウムの量もより一層増えるため、カルシウムをしっかり摂取したいと思う場合には、まさに理想的な食べ物と言えるでしょう。
他にも、チーズやヨーグルトといった乳製品も、カルシウムを多く含む食品として有名です。
しかし、カロリーも気になるため、適度に乳製品を摂取しつつ、これらの魚類や海藻類、さらにはごまなどから必要な量を摂取することができるでしょう。こうして十分なカルシウムを摂取することによって、骨を丈夫にすることができ、腰痛を防ぐことができます。
さらに、辛いぎっくり腰を予防するために是非とも意識して摂りたい別の食べ物は、ビタミンB群を多く含むものです。
ビタミンB群には、体の新陳代謝を促進する働きがあると言われているからです。ビタミンB群を多く含む代表的な食品と言えば、豚や牛のレバーでしょう。
しかし、どんなに努力しても、毎日のようにレバーを食べることはまず不可能です。
そこで、その代わりに積極的に食べたいものとして、サバやイワシ、サンマといった魚類を挙げることができるでしょう
。もちろん、これらの食品には、レバーほど多くのビタミンBが含まれているわけではありませんが、それでも大事なビタミンBを含み、手軽でより摂取しやすいと言えるでしょう。
これらと一緒に大豆製品を摂取するなら、効果をより一層高めることができると言われています。それで、食卓に魚類を上らせるとともに、納豆や味噌汁を加えるなら、ぎっくり腰の予防になお一層効果的だと言えるでしょう。
加えて、ぎっくり腰を予防するためには、ビタミンDを豊富に含んだ食品も見逃せません。
しっかりした骨を作るために必要なカルシウムと一緒にビタミンDを摂るようにするなら、非常に効果的であると言われています。ビタミンDには、カルシウムを吸収させる作用や、骨の形成をサポートする作用があるからです。
一般に、ビタミンDを多く含む食べ物としては、紅サケやアンコウの肝、きくらげ、さらにはイクラや数の子などの魚卵があります。
これらの食品を食べ過ぎてコレステロール値が上昇するような事態にならないよう十分注意しながら、適量を食べることができます。